全島が霊場のようなこの島には句碑も多く、南端には頼賢の碑が六角形の鞘堂の中に納っています。
ここに22年間住み、その間ついに一歩も島を出なかったという僧の頼賢は見仏上人の再来とあがめられました。
高さ3メートルの碑の表面には、まわりに雷文と唐草が施され梵字とともに「奥州御島妙覚庵」「頼賢庵主行実銘並序」の文字があります。
本文は、頼賢の徳をたたえたもので松島の古い時代の様子も書かれています。