定期予防接種の多くは子どもが対象となっています。子どもの頃に受けた予防接種の免疫がどのくらい持続するかは人によって異なります。国立感染症研究所によると、少なくとも麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)、日本脳炎、百日咳では、子どもの頃に受けた予防接種でできた免疫が大人になって弱くなってくることが分かってきています。
 特に、麻疹・風しん、日本脳炎、百日咳は大人でも免疫低下しているとかかってしまうため、任意接種(自己負担)での予防接種を受け、免疫を強くしておくのも選択肢の一つとなっています。
 今回、海外渡航の場合必要なものもあるため、新型コロナウイルスワクチン接種を期に、他の感染症から自分自身や周りの家族を守るために予防接種について考えてみませんか。
 
国立感染症研究所
 
KNOW! VPD(大人のVPD)
 
 

●風しんの追加的対策について

●高齢者肺炎球菌ワクチンについて

●高齢者インフルエンザワクチンについて

 

成人用予防接種記録手帳について

 新型コロナウイルスワクチン接種後の予防接種接種済証の管理や、インフルエンザ予防接種、高齢者肺炎球菌ワクチン接種、風しんの追加的対策等で接種した予防接種一覧表で管理ができる「成人用予防接種記録手帳」が国立感染症研究所にて公開されています。ぜひご活用ください。

 成人用予防接種記録手帳.pdf [ 1443 KB pdfファイル]

 

 

風しんの抗体検査について

 公的な風しん予防接種の機会がなかった方を対象に、風しんの抗体検査が無料で受けられるクーポン券を送付しています。まだ検査がお済みでない方は、抗体検査を受けてください。クーポン券を紛失した方や転入された方は下記までご連絡ください。

 ● 対象者   昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性

 ● 実施期間  令和7年3月31日まで

 ● その他   ・抗体検査の結果、十分な量の抗体のない方のみ自己負担額無料で受けられる予防接種の対象となります。

 

 

高齢者肺炎球菌ワクチンのお知らせ

 令和4年度、高齢者肺炎球菌ワクチンの費用の一部を助成します。肺炎球菌は、高齢者の肺炎の原因の中で最も多いと言われており、ワクチン接種によって肺炎の予防と重症化の防止につながります。なお、このワクチンは5年間有効ですので、過去5年以内に接種した方は、再接種の必要はありません。

 ●対象者   65歳以上(これまで接種を受けたことがない方)で下記の生年月日に該当する方   ※定期接種の対象者を除きます

       ・昭和32年4月2日 ~ 昭和33年4月1日生まれ    ・昭和27年4月2日 ~ 昭和28年4月1日生まれ

       ・昭和22年4月2日 ~ 昭和23年4月1日生まれ    ・昭和17年4月2日 ~ 昭和18年4月1日生まれ

       ・昭和12年4月2日 ~ 昭和13年4月1日生まれ    ・昭和7年4月2日 ~ 昭和8年4月1日生まれ

       ・昭和2年4月2日 ~ 昭和3年4月1日生まれ     ・大正11年4月2日 ~ 大正12年4月1日生まれ

 ●実施期間  令和4年4月1日から令和5年3月31日まで

 ●助成回数  生涯1回

 ●接種場所  塩釜地区の指定医療機関

 ●助成額   3,000円(3,000円を超えた分は自己負担になります。)

         ※生活保護受給者は、全額助成します。

 ●接種方法  直接、医療機関にお問い合わせの上、受診してください。

         ※町からの受診券等の交付はありません

         ※生活保護受給者は、受診時に受給者証を必ず提示してください。

 

 

高齢者インフルエンザ予防接種のお知らせ

 インフルエンザが流行すると、特に65歳以上の高齢者や慢性疾患患者において死亡率が普段より高くなります。予防の基本は、毎年流行前に予防接種を受けることです。

 接種を希望する方で、まだ申し込まれていない方や予診票を紛失した方は、下記にお問い合わせください。

 ●対象者   (1) 接種日に65歳以上の方

        (2) 接種日に60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓・呼吸器またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に日常生活を送ることがほとんど不可能な程度の障害を有する方(概ね、身体障害者手帳1級に相当)

        ※(2)の方は申請時に身体障害者手帳の写しを提出していただく必要があります。

 ●実施期間  令和4年10月1日から令和5年1月31日まで

 ●自己負担額 2,000円